Androidのスマホ(スマートフォン)で標準設定されているGoogle音声入力機能は、改行や句読点などの記号入力に対応していません(2017年3月22日現在)
Googleの音声入力機能は音声認識も予測変換機能も精度が高く非常に使いやすいので勿体ないかぎり
検索のように1つずつの単語を喋ったり、TwitterやLINEでも短い文なら良いのですが、文章の作成に使おうとすると改行や句読点などの記号入力時にはわざわざ手作業になってしまい不便なんですよね
しかし、Swype Keyboardというアプリのキーボードを使うことでAndroidでも音声入力で改行や句読点などの記号入力が可能となります。しかも、認識率がかなり高くて非常に優秀です
音声入力でのコマンド入力を使いたい方は試してみてください
Swype Keyboard
Swype Keyboardで出来ること
スワイプ入力、タイプ入力、手書き入力、フリック入力、そして音声入力
音声入力では改行も句読点等の記号入力もできます!!
ちなみに、このアプリの特徴はスワイプ入力の精度で
最速の言語(アルファベット)入力システムとして、ギネス世界記録で紹介されています
アプリの説明欄より
と謳う通り、スワイプ入力によるアルファベット言語(英語等)の入力周りの評判は非常に高く、実際に使いやすいです
こんなに適当に撫でるだけでいいの??って感じでも、どんどん正確に変換してくれます
設定方法
1. 始めにGoogle Play ストアからSwype Keyboardをダウンロード
今回は30日間無料のTrial版を選びましたが、基本的な使い方は同じです
2. インストール
3. 画面の矢印をタップする
4. アプリを有効にする為に、Swype+Dragon Trial のチェックボックスを有効にする
5. この画面の後に、キーボードのリストが出てくるので、リストの中から「Swype +Dragon Trial」 を選択
6. 言語の「日本語」を選択、規約に同意する
7. 今回はバックアップと同期の設定は飛ばすので「スキップ」を選択
余裕のある方は「登録」で設定を行ってください
これでインストールが完了し、Swype Keyboardが使えるようになりました
音声入力を使ってみる
音声入力開始はマイクのアイコンをタップ
改行や句読点などの記号入力の方法
コマンド入力は「改行(かいぎょう)」「、(てん)」「。(まる)」などと話せばOK
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よく使う記号入力の呼び方をまとめました
[/aside]音声入力の精度を試す
本記事の始めの文章を読んで音声入力してみました、下記が作成した文章です
[aside type=”boader”]Androidで標準設定されているGoogleの音声入力機能は、 音声認識も予測変換機能も精度が高く非常に使いやすいです
ただ、
であったり 句読点などの記号認識に対応していません (2017年3月22日現在)
検索のように1つずつの単語をしゃべったり、 TwitterやLINEでも短い文ならよいのですか 、 文章の作成に使おうとすると
や句読点の入力時にわざわざ手作業になってしまい不便なんですよね
何か解決策はないかと模索していたら Swypeキーボード というアプリを見つけたので、今回はこのアプリがどれくらい使えるのか検証してみます[/aside]
結果
改行や句読点は問題なく入力でき、日本語の音声認識の精度はほぼ完璧!!
アプリをダウンロードする際に悪い評価のユーザーレビューも読んでいたので、認識の制度はあまり期待はしていなかったのですが良い意味で裏切ってくれました
ちなみに「改行」という単語はコマンドとして認識されて実際に改行してますが、これは仕方ないです。
上記の文章の赤い文字の箇所は漢字変換が違っただけで、むしろ変換していないひらがな表記のほうが文章が分かりやすく良い文かもしれません。
青い文字の「キーボード」という単語に関しては、日本語入力モードなのでアルファベット表記がカタカナになることは問題ないというか、読み手の私の発音が問題の可能性が高い。Swype “Keyboard”が自社の製品名だろうと関係なしに最善の言葉を探す検索機能はむしろ好感が持てます
世界No.1シェア音声認識ソフトのドラゴンスピーチの会社というのは伊達ではない
これで、キーボードはSwype Keyboardに決まり!だと思ったのですが、私は結局はGoogle日本語入力から代えていません
理由は他の入力方法にあります
他の入力方法
スワイプ入力はアルファベット表記の文字(英語など)ならかなり有能!ただ、そもそもスワイプ入力と日本語との相性があまりよくなさそう
日本語のスワイプ入力はローマ字基準なので、フリック入力に比べると入力回数が多くなり速度が遅くなってしまう
一方でフリック入力は母音の文字から上下左右に弾けばスムーズに入力ができ、文字数が多いが綺麗な50音順がある日本語との相性がピッタリな入力方式
ただし、Swype Keyboardは日本語のフリック入力が使いにくかった
Swype Keyboardの日本語フリック入力は、母音上で子音の表記が出るまでフリックを待たなくては入力できない
速度のイメージとしては「さしすせそっ!」が「さぁ・しぃ・すぅ・せぇ・そぉ」になる感じで、日常的に使うには厳しい
音声入力+スワイプ入力で文字入力自体は問題無いのだが、場所的な問題で音声入力がいつでも使える訳ではないので、音声入力+フリック入力の組み合わせの選択肢が無いのがデメリット
「Swype Keyboard」の音声入力以外の操作方法も詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてください
[kanren postid=”2944″]改行方法 & よく使う記号の読み方一覧表
改行の方法
アクション | 呼び方 |
---|---|
改行する | 改行 |
よく使う記号の読み方一覧表
記号 | 呼び方 | 記号 | 呼び方 |
---|---|---|---|
「 | かぎかっこ | 」 | かぎかっこ閉じる |
( | かっこ | ) | かっこ閉じる |
{ | 中かっこ | } | 中かっこ閉じる |
[ | 大かっこ開く | ] | 大かっこ閉じる |
‘ | アポストロフィー | ◯ | まる |
▲ | 黒さんかく | : | コロン |
, | コンマ | – | ダッシュ |
! | 感嘆符/ビックリマーク/ エクスクラメーション・マーク |
– | ハイフン |
. | ピリオド/ドット | ? | 疑問符/はてな |
” | ダブルクオーテーション | ” | ダブルクオーテーション閉じる |
‘ | クオーテーション | ‘ | クオーテーション閉じる |
; | セミコロン | & | アンド/アンパサンド |
* | アステリスク | @ | アットマーク |
/ | スラッシュ | ^ | キャレット |
・ | 中黒 | ° | 度記号 |
# | シャープ | % | パーセント |
_ | アンダーバー/アンダースコア | | | パイプ |
$ | ドル記号 | ¢ | セント記号 |
£ | ポンド記号 | € | ユーロサイン |
¥ | 円記号 | 🙁 | しかめっ面 |
🙂 | スマイリー | 😉 | ウインク |
® | 登録商標 | > | 大なり |
< | 小なり | – | マイナス/引く |
x | かける | + | プラス/足す |
÷ | わる | = | イコール |
まとめ
Swype Keyboardは音声入力もスワイプ入力も本当に優れています
フリック入力は使わず音声入力やスワイプ入力があれば良いという方にかなりおすすめ
個人的にはフリック入力が改善されるまではSwype Keyboardをメインで使うのは見送りです
Googleの音声入力に改行と記号入力が追加されるか、Swype Keyboardのフリック入力が改善されるか、どちらが先にアップデートするのか待つことになりそうです
早く対応して欲しいですね!