LINEがスマートフォン(スマホ)のみでLINEスタンプの作戦や申請ができるアプリ「LINE Creators Studio」を公開しました。iPhone版とandroid版の両方あります
今まではスマホだけでLINEのスタンプを作成しようとするとなかなか難しかったのですが、この「 LINE Creators Studio」 のアプリを使うことで一気に作成のハードルが下がって簡単に作成できるようになりました
「LINEのスタンプの作成には興味があったけど難しそう」って方は、これを機にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。もちろんクオリティにこだわるのであればパソコンなどを使う必要があるかもしれませんが、簡単なスタンプであれば1時間、事前に使う画像などを決めていれば10分もかからず作成することも可能なのでぜひ試してみてください!
詳細はこちらの公式Webサイトを参照してください
LINE Creators Studio|LINE Creators Market
それでは、LINE Creators Studio を使って簡単にLINEのスタンプを作ってみたので、その作成方法を紹介していきます
LINE Creators Studio の始め方
LINEスタンプを販売するまでの流れは、以下の4つの手順になります。
- スタンプを作成する
- 販売条件の設定
- 審査
- 販売開始
これを1つのアプリで完結できるのが「LINE Creators Studio」です。
アプリをダウンロードする
「LINE Creators Studio」をダウンロードしましょう。iPhone版とAndroid版の両方あります
スタンプを作成する
さっそく作成していきたいところですが、まずはスタンプを作成するまでの流れを確認しましょう
- タイトルをつける
- イラストか写真か選ぶ
- 画像を切り抜く
- 画像を加工・編集する
- 文字を入れる
スタンプの申請には最低8個のスタンプを作る必要があるよ。以前は40個必要だったので気軽に作れるようになったね
写真を使用したスタンプ作成も認められていますので、切り抜くだけで簡単にスタンプを作成することもできます。他のアプリ等で画像も作成して読み込むことも可能です
それではLINEスタンプを作成していきましょう。今回は虎の写真を使ったスタンプを作成していきます。タイのシーラチャー・タイガー動物園で撮影したものです
タイトルをつける
まずは「LINE Creators Studio」を起動させましょう
画面の[START]を選択して先に進みます
[スタンプを作ろう]を選択します
[タイトルを入力]をタップして、スタンプのタイトルを入力しましょう。
今回は「虎+スタンプ」の意味で「虎ンプ」とつけました。下部の[+]をタップして引き続き作成をしていきましょう
イラストか写真か選ぶ
タイトルを決めたらスタンプの作成開始です。使用する画像は3種類から選べます
- アプリでイラストを作成
- アルバムの画像を読み込む
- 写真を撮る
今回はアルバムにある写真を使用して作成します。[アプリでイラストを作成する]のも[写真を撮る]のも画像を読み込んだ後は手順は同じです
用途に合ったものを選択してください。今回は[画像を読み込む]を選択します
画像を切り抜く
1つ目のスタンプはこちらの写真を使います。
選択したら、スタンプにしたい範囲を指で囲みます
囲ったら、枠をスライドさせて範囲の微調整をします。単純な形なら良いのですが、正直ちょっと選択しづらいです。
選択し終わったら[ 完了 ]を選択しましょう
画像を加工・編集する
画像の範囲を選択したら編集をしていきましょう。「LINE Creators Studio」では複数の機能が使えます
- ブラシ
- テキスト
- フィルター
- 色調
各使い方は下記の項目で紹介していきます。各画像を選択し右上に表示されてる[編集]から編集画面に移行します
画像の加工・編集は腕やセンスの見せどころで楽しいところです。写真をデコる感覚で魅力的な画像に仕上げましょう
ブラシ
ここでは、ブラシでイラストや文字を描いてみます。とりあえずぎこちないですが「虎」とかいてみました、色や太さも選べます
テキスト
簡単な文字を作成することができます。画像にあった言葉を入力してみましょう
フィルター
画像の雰囲気を変えることが出来ます。白黒やレトロな感じのおフィルターなどを使うのも面白いかもしれません
色調
明るさやコントラストなど、結構細かく調整出来ます。細かい調整で画像の雰囲気が大きく変わるので、しっかりと調整してみましょう。/p>
加工し終わったら右上の[✔]を選択し、[完了]を選択して完了です。これでスタンプが1つ完成しました。最低でも8個が必要なので、同じようにあと7個つくりましょう
※ 今回は画像の切り抜きは別のソフトで加工しました。現在の仕様では画像の細かい範囲指定が難しいので、この点に関しては改善を期待したいところ
「LINE Creators Studio」の編集機能も便利で使えるのですが(画像の切り抜き以外)、他の画像編集アプリを使えばさらにクオリティの高い画像が作れます。下記に紹介記事を載せておくので参考にしてみてください
販売条件の設定
販売手続きを始める
ここまで来たらあと一歩です!
8個のスタンプが完成したら画面の右上の[ 販売 ]を選択します
LINE Creators Market からのプロフィール情報へのアクセスに同意します
販売するスタンプの数を選択
販売するスタンプの数を指定します。
8個、16個、24個、32個、40個から選べますが、今回は8個のスタンプをタップして選択します
メイン画像を選ぶ
メイン画像を選択します。
こちらは販売ページやスタンプの選択画面に表示されることになります。出来るだけ視認性の高いものを選択するのが良いかもしれません
スタンプの販売情報を入力する
スタンプの販売情報を入力していきます。項目を以下にまとめてみました。
- タイトル
- 説明文
- 写真の使用
- 販売価格
- コピーライト
- テキスト
- 販売エリア
- テイストカテゴリー
- キャラクターカテゴリー
9つの項目があるので必要事項を入力してください。簡潔に入力しても大丈夫です。
入力するときは各項目をタップするだけです。
販売価格も選択できます。自信があれば600円でもいいと思いますが、私は120円を選択しました。ちなみに1つ販売した際の手取りは、販売価格の35%です。
スタンプ販売情報をすべて入力したら[次へ]を選択します
以前スタンプを申請した際に販売エリアを[すべてのエリア]に設定していたら、ある国の宗教上の理由ということでリジェクト(申請が却下)されたことがあります。審査をスムーズに通過したい際には販売エリアを[日本限定]にした方が無難かもしれません
プレビュー画面で最終確認
プレビュー画面が表示されます。スタンプの完成が近づいてきたことを実感できますね。これでよければ[次へ]を選択します
審査リクエストへの確認のがあるので、問題が無ければ[OK]を選択します。
これで審査のリクエストが完了して、あとは審査結果を待つだけです。早くて翌日、長くて5営業日程度が目安だと思います
審査基準について
LINEスタンプの作成において、基準となるガイドラインがあります
NGになるもの
- 視認性の悪いもの
- 企業の宣伝目的になるもの
- 知的財産権を侵害しているもの
- 犯罪、性的、飲酒、暴力、等を助長するようなもの
簡単にまとめると以上のようなものがNGになるようです。詳しい内容は スタンプ審査ガイドライン|LINE Creators Market を参照してください。
審査に落ちても再審査をしてもらえます
審査に落ちても修正すれば再審査してもらえるので、気軽に審査をリクエストしてみましょう
審査通過
無事に審査を通過しました!しかも、申請から通過までわずか1日!
以前作成した際は1週間程待ったので、ずいぶん早かったです。
- LINE Creators Studio を使用すると審査が早い
- スタンプの数を8個にした(以前の審査は40個)
- そもそも最近は審査の通過が早い
早かった原因としては上記のような可能性が考えられますが、理由はどうあれ簡単かつ迅速にスタンプを作ることができたのは良いことですね
販売開始
審査が完了すると、LINEアプリに「LINE Creators Market」からメッセージが届きます
メッセージが届いた後、LINE Creators Studio アプリのマイページを開くと、スタンプのステータスが[承認]となっています。こちらのスタンプをタップしてください。
[販売を開始します]という確認画面が表示されるので[OK]を選択。これでスタンプが販売開始です
作成したスタンプを購入する
スタンプが販売されたのでさっそく購入しましょう。製作者も購入しないと使うことはできません!
販売が開始されるとLINEに販売開始のお知らせが届くので、こちらの[販売ページを確認]を選択してスタンプの販売ページを開きます。もしくは、LINESTOREでスタンプ名を検索してください
販売画面はこのようになっています
スタンプを購入後にLINEを開けば、作成したオリジナルスタンプが追加されています
さっそく送信してみましょう。自分で作ったスタンプを使えばLINEが一段と楽しくなります!
まとめ
審査の状況次第ですが、上手くいけば1日でオリジナルのLINEスタンプが使えるようになります。本当に簡単なので、興味のある方はチャレンジしてみてください