便利なwebサービスやアプリが増えていく一方でパスワードの管理は非常に大変です。覚えやすく短くて同じようなものにすればセキュリティーが不安ですし、複雑で長いものにすれば管理や入力が面倒です。
それを解決する方法として、パスワード管理アプリを使えば複雑なものも簡単にを管理することができます。難しいオリジナルのパスワードも迷うことなく作成することができ、各サービスへのログインも簡単です。
今回はパスワード管理アプリの中でも評判の良く使いやすかった「SafeInCloud」を紹介していきます。
SafeInCloudの特徴
パスワード管理アプリは、複雑なパスワードを生成し管理ができ、登録したWebサイトに簡単にログインができるようになります
「SafeInCloud」の主な特徴は以下になります
SafwInCloudの特徴
- 使い方が簡単
- 価格が安い
- パソコン版は無料
- クラウド上にパスワードを保存できる
- 複雑なパスワードを作成できる
- 指紋認証でログインができる
- 自動で他端末と同期ができる
1Passwordと比べてどうなの?
パスワード管理アプリとして有名なのは「1Password」。実際に高機能で使いやすいです。しかし、月額課金制になったこともあり価格が高いのがネックです。一方「SafeInCloud」はアプリの有料版が600円買いきりでパソコン版は無料です。
「1Password」はビジネス用があったり複数人でパスワードをシェアしたり用途にあったプランを選べる特徴もあります。月額課金ということでサービス的にも長く続けていくんだなという安心感もありますし、メールサポートも充実しています。しかし、基本的な機能は「SafeInCloud」と大きな違いは無さそうです。
初めてパスワード管理アプリを導入しようと考えている方は「SafeInCloud」で良いと思います。
設定をする
SafeinCloudを使用するまでの手順は以下になります
設定の手順
- アプリをダウンロードする
- データベースを作成
- ログインの設定
- クラウドでの同期の設定
それでは順を追って解説していきます
アプリをダウンロードする
まずはアプリをダウンロード。通常版とPro版と2種類あり、通常版も初めの2週間はPro版の機能が体験版として使えます。無料版で使ったデータもそのままPro版に引き継げるので、まずは無料版を試して気に入ったらPro版を購入すれば良いと思います
通常版
パスワード マネージャー SafeInCloud
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Pro版
パスワード マネージャー SafeInCloud Pro
Andrey Shcherbakov¥850¥520posted withアプリーチ
ダウンロードが完了したら、さっそくアプリを開いてみましょう
データベースの作成
アプリを開くとSafeinCloudの簡単な説明が4ページ程続きます。[次へ]を選択して進みます
[データベースを作成し、パスワードを設定します]を選びます。すでにデータベースを作成していれば下の[クラウド上からデータベースを復元します]を選んでください
「SafeInCloud」にログインするためのパスワードを決めて入力します。ここで設定したパスワードだけを覚えれば、他のパスワードは「SageinCloud」で全て管理することができます。大事なパスワードなので、できるだけ複雑に作りつつも忘れないように管理しましょう。このパスワードは後で変更もできます
Touch IDでのログイン設定
Touch ID(指紋認証)によるログイン機能を使うかの選択です。アプリを使うごとにパスワードを入力するのは手間なので使うことをおすすめします。デメリットは寝てる間に指を勝手に使われてロックを解除されることくらいです
クラウドでの同期を設定する
スマホが壊れたり、アプリを消してしまったときにも備えてクラウド上でデータを保存できるようにしましょう。パソコンやほかの端末とのデータの同期も可能となるので便利です
クラウドでの同期を設定するのであれば[OK]を選択します
同期するクラウドサービスを選択してください。今回は[Google ドライブ]を選択しました。もし、クラウドサービスに迷っていればDropBoxかGoogle ドライブを作成するのがおすすめです。一定量のデータまでなら無料で使うことができ提携先のサービスも多いので便利です
使用するアカウントを選択します。
「SafeInCloud」とクラウドサービスを連携させることに了承したら[許可]を選択します
これで基本的な設定は完了です。アプリを使っていきましょう
SafeInCloudの使い方
ここで簡単に使い方の流れを紹介します。
使い方の手順
- ログイン情報を登録
- パスワードを作成・登録
- ログインする
「SafeinCloud」ではログイン情報やパスワードをまとめたページを[カード]と呼んでいます。ここからはそのカードに情報をまとめていきます
ログイン情報を登録する
ここでは分かりやすくまとめて「ログイン情報」と表記してますが、登録できるものは運転免許や社会保障等の多岐にわたります。使い方の流れは同じなので、各項目に合わせて情報を登録してみてください。
メイン画面の右上にある[+]を選択します
[カードの追加]を選びます
テンプレートの一覧が表示されるので、登録したい情報にあった項目を選びましょう。今回は[Webアカウント]を選択します。
テンプレートの項目は下にまとめておきます
テンプレートの種類
- ID/パスワード
- webアカウント
- Wi-Fi ルーター
- インターネットプロバイダー
- クレジットカード
- コード
- ソフトウェアライセンス
- メールアカウント
- メンバーシップ
- ログイン名/パスワード
- 運転免許
- 銀行口座
- 社会保障
- 新しいカード
[インターネットのプロバイダー]や[ソフトウェアライセンス]など、頻繁に使うわけでもないので適当に保管していることもあります。このような情報を登録できるのは便利です。
パスポートのテンプレートを作成して追加しておくのもおすすめです
[ログイン][ウェブサイト]等の情報を入力します。
[パスワード]に関しては、次の項目で作成と登録方法を紹介します。既に作成しているものを登録したい方のみ入力してください
パスワードを作成する
パスワードの項目の右側にある[鍵のアイコン]を選択します
バーをスライドさせてパスワードの桁数を調整し、続いてパスワードに使用する文字の種類を選択します。登録サービスによってパスワードの「文字数」や「種類」に制限があることもありますが、なるべく長くて記号を含むパスワードを生成しましょう。
作成したら右上の[完了]を選択します
すべての項目を入力したら右上の[完了]を選択します
作成したカードが追加されていれば完了です。
※上記の画像で使っているログイン情報やパスワードは、説明のために入力しているだけで実際には登録していません
ログインする
ログインしたいサービスのカードを開き、URLの右側の[地球アイコン]を選択するとウェブサイトが開き、登録していた[ユーザー名]や[パスワード]が自動的に入力されます。
もしくは、カードの[ユーザー名]や[パスワード]などをタップすると、クリップボードに情報がコピーされるのでWebサイトの必要なところに貼り付けてください
あとは、[サインイン]を選択するだけでログインができます。
他の端末との同期
クラウド上に情報を保存しておくと、他の端末と同期をして[ログイン情報]や[パスワード]を共有して使うことが出来ます。対応している端末の種類は以下の通りです。
使える端末
- iPhone
- Android
- Windows
- Mac
ここではiPhoneとWindowsとの同期方法を紹介します。iPhoneとAndroid、WindowsとMacの使い方はそれぞれ殆ど同じなので、AndroidやMacを使う方も参考にしてください。
パソコン版をダウンロードする
公式webサイトを開きます
webサイトの中ほどで端末ごとのダウンロードびリンクがあるのでこちらからソフトをダウンロードしてください。
パソコン版で同期をする
ダウンロードした「SafeInCloud」を開きます。
[クラウド上からデータベースを復元します]を選択する
使用したい登録済みのクラウドサービスを選択します。今回は[Google ドライブ]を選択しますが、各サービス毎の指示に従って下さい
使用するアカウントを選択します
「SafeInCloud」との連携を[許可]すれば同期の完了です
パソコン版を開く
パスワードを入力します。これはスマホ版で作成したものと同じものです
これでパソコン版が使えるようになりました。スマホ版で登録したパスワードも使えますし、パソコン版で登録したパスワードもスマホ版に反映されます
Chromeの拡張機能
拡張機能を追加しておくと、ログインしたいページを開きアイコンを押すだけで登録していた[ユーザー名]や[パスワード]などが自動的に入力されます
パソコンでのパスワード入力が凄く便利になります。Chromeを使う人はこの拡張を追加してみてください!
有料版を使う
「SafeInCloud」を使ってみて感触が良ければPro版を使ってみましょう。ちなみに、アプリを使い始めて2週間は無料版もPro版と同じ機能が使えています。Pro版の主な機能はこちらになります
Pro版の機能
- クラウド同期
- 無制限のカード容量
- カード用のウェブサイトアイコン
- パスワード生成機能
- 画像添付
- 高速ロック解除
- Touch IDでログイン
- Apple Watch アプリケーション
- クリップボードの自動消去
無料版からPro版へ変更する方法
右上の[GO PRO]を選択します
[¥600]を選択します
「itunes Store」や「Google Play」等で支払いを完了させます。
右上の[GO PRO]が消えていればPro版への移行が完了です
まとめ
パスワードの保管や管理は非常に大切です。他にも様々なパスワード管理アプリがあるので、使いやすいものを探してみてください。もちろん「SafeInCloud」はおすすめの1つです