撮影した写真をより魅力的なものにするために写真編集ソフトはとても役に立ちます。中でもLightroomはプロからアマチュアまで幅広いユーザーに使われている人気の高い写真編集ソフトです
一眼レフやミラーレス一眼のような高性能のカメラを使う方にとっては、写真の完成度を数段上げてくれる非常に有能なソフトなので是非とも使いこなしたいもの
今回は「Lightroomって何?」という方や、これからLightroomを使い始める方に向けて基本的なことを紹介したいと思います。具体的な使い方については次の記事以降で紹介していきます
Lightroomとは?
Lightroomとはプロやアマチュアを問わずに世界で最も使われているAdobe社製の写真編集ソフトです
Lightroomの機能を大きく分けると写真の「編集」と「整理」の2つになります
Lightroomの特徴
ここではLightroomの主な特徴を紹介していきます
写真の編集機能が充実している
Lightroom は写真の編集機能が充実しているので、繊細なものから大胆なものまで幅広い編集が可能です
[st-under-t color=”#616161″]上記の画像はもともとの写真の明るさや色合いを調整しただけで、何かを描き足したわけではありません。極端な例ですが、このように写真のポテンシャルを引き出して全く違った印象の作品に仕上げることもできます
RAW画像を現像できる
RAW画像とはJPEGなどに変換される前の素の状態のファイル形式です。手を加えられていない素材の状態のために幅広い編集が可能となっています
以前はRAW画像は高機能なカメラにしか対応していなかったのですが、最近では幅広い機種に対応しておりiPhoneやAndroidのスマホでも撮影できるものが増えてきました
RAW画像が身近になったことでLightroomの活躍の場も広がってきています。まだ、RAW画像の撮影を試したことが無ければ、是非これからチャレンジしてみてください
プリセットでおしゃれな写真が簡単に作成できる
プリセットはいわゆるフィルターのことです
instagramなどスマホでもお馴染みですが、フィルターを使えば簡単に写真の雰囲気を変えることができます
Lightroomには有名な写真家が作ったものや定番で人気のものまで、高品質で多くのプリセットが用意されています
自分で撮影した写真もプリセットを使えば驚くほどおしゃれな写真に変わることもあるので、豊富で高品質なプリセットが使えることはLightroomの醍醐味の1つです
写真を整理できる
写真を撮影していると、いつの間にか何千何万と膨大な数に膨れ上がってしまいます
Lightroom を使えば、星でレーティングをつけたり、フラグを立てたりカラーを変えて目印を付けたり、画像に名前やタグを付けて分けたり、フォルダー分け、日付、顔認識…etc などで写真を整理し、目的の写真を簡単に検索することができます
Lightroom は写真編集ソフトであるのと同時に優れた写真整理ソフトでもあります
Lightroomは2種類ある
Lightroomには「Lightroom CC」と「Lightroom CC Classic(以下、Lightroom Classic)」の2種類があります
Lightroom CC は新しいLightroomです。クラウド機能などが充実しスマホアプリ版のLightroom CCとの連携が強化され、比較的シンプルに使いこなすことができます
一方で、Lightroom Classic は従来のLightroomを引き継いだ本格的な編集が可能なソフトで、一般的にはまだこちらがメインで使われています
とはいえ、2つのLightroomを別々に維持するのも会社にとってコストが掛かるので、いずれは Lightroom CC に統合されていくのではないでしょうか
[st-mybox title=”ポイント” fontawesome=”fa-check-circle” color=”#FFD54F” bordercolor=”#FFD54F” bgcolor=”#FFFDE7″ borderwidth=”2″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=””]どちらを使うか迷うなら、まずは Lichtroom CC を使ってみて、機能的に物足りなければ Lightroom Classic を使ってみるのが良いと思います
[/st-mybox]LightroomとPhotoshopの違い
Lightroomの正式名称は「Adobe Photoshop Lightroom」で、名前にもある通りPhotoshopから派生したソフトです
Photoshopは高機能な画像ソフトですが写真編集には不必要な機能も多いことから、写真向けに特化して作られたのがLightroomです。写真に特化したのがLightroom、画像全体に幅広く対応しているのがPhotoshopと考えてください
互換性もあるので、Lightroomで編集した写真をもとにPhotoshopでWEBデザインやポスターを作成するという使い方も可能です
まとめ
Lightroomのイメージがなんとなくは掴めたのではないでしょうか。次回からはより具体的で実用的なLightroomの使い方を紹介していきます