Wi-Fi(ワイファイ)を通してインターネットを使う時、通信の速度が遅くて安定しなかったり、つながりにくいこともあります
今回はWi-Fiの調子が悪い時に試してみたい改善策を紹介していきます
Wi-Fiの通信が遅い原因
そもそもなぜWi-Fiの通信が遅くなることがあるのでしょうか。主な原因は以下のようなものがあります
[st-mybox title=”Wi-Fiの通信が遅い原因” fontawesome=”fa-check-circle” color=”#FFD54F” bordercolor=”#FFD54F” bgcolor=”#FFFDE7″ borderwidth=”2″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=””]- WiFiルーターの置き場所が問題で電波が届きにくい
- 電波に干渉しやすいものがある(電子レンジなど)
- スマホやパソコンに問題がある
- Wi-Fiルーターに問題がある
- ネットワーク自体が混み合っている
これらが原因を踏まえて、改善策を試していきましょう
Wi-Fiの速度を上げる8つの改善策
Wi-Fiの通信速度が遅いときの改善策を8つ挙げてみました。過半数は今すぐにできる簡単な対策なので、通信速度が遅くてお困りの方はすぐに試してみて下さい
Wi-Fiルーターの置き場所を変える
始めに試したいのがWi-Fiルーターの置き場所を変えることです。使用するスマホやパソコンなど場所がWi-Fiから遠いと電波が届きにくくなるため繋がりにくくなるので、Wi-FIルーターの置き場所をのスマホやパソコンを使う場所に可能な限り近づけさせましょう
電波はコンクリートや金属の壁や遮蔽物にあまり強くはないので、ちょっと見える位置にずらすだけでも改善効果があったりします。そして、見落としがちですが高さも重要です。Wi-Fiルーターを床や低い棚の上においているのであれば、高い位置に変更すると電波が届きやすくなります
あとは、他の電子機器などにも干渉されても速度が落ちるので、ブルートゥース機器や、特に電子レンジなどからは離して設置するのがおすすめです
[st-mybox title=”Wi-Fiルーターの置き場所” fontawesome=”fa-check-circle” color=”#FFD54F” bordercolor=”#FFD54F” bgcolor=”#FFFDE7″ borderwidth=”2″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=””]- スマホやパソコンなど使用するデバイスに近い場所に置く
- 壁や遮蔽物を間にはさまない場所に置く
- 高い場所に置く
- 他の家電から離した場所に置く
Wi-Fiルーター、もしくは端末を再起動させる
Wi-Fiルーター、もしくはスマホやパソコンなどデバイスを再起動してリセットさせると通信速度が改善されることがあります。簡単にできるので、とりあえず試してみましょう
Wi-Fiルーターのファームウェアを更新する
最近のWi-Fiルーターではファームウェアのアップデートがあっても自動更新機能が備わっていることが一般的なので特に何かをする必要はありませんが、Wi-Fiルーターの設定をいじった際に意図せずに手動による更新設定に切り替えてしまっているかもしれません
アップデートには通信に関わる修正もあるので、自動更新に戻すか、もしくは手動で最新のファームウェアに更新しましょう。更新の方法はWi-Fiルーターの会社のWEBサイトなどで確認することができます
デバイスの通信規格を変更する
現在の主流のWi-Fiの通信規格は「11ac」で、これは「5GHz」という周波数帯が使われています。この「5GHz」は通信速度が早い一方で、壁などの遮蔽物に弱いという特徴があります
一世代前の通信規格である「11n」は「11ac」より速度は劣るものの「5GHz」と「2.4GHz」の2種類の周波数を使っていて、この「2.4GHz」は壁などの遮蔽物を避けて遠でも電波がつながりやすいという特徴があります
11ac | 11n | |
---|---|---|
周波数帯 | 5GHz | 5GHz / 2.4GHz |
最大速度 | 6.9Gbps | 300Mbps |
障害物 | △ | ○ |
電波干渉 | ○ | ☓ |
○=強い、△=普通、☓=弱い
現在使っている通信規格を変更させることによって、通信速度が上がったり電波が届きやすくなる可能性があります。Wi-Fiルーターが複数の通信規格に対応していればスマホやパソコンなどのデバイスから通信規格を選んでみましょう
[st-mybox title=”通信規格の特徴” fontawesome=”fa-check-circle” color=”#FFD54F” bordercolor=”#FFD54F” bgcolor=”#FFFDE7″ borderwidth=”2″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=””]- 「11ac」は速度が速くて他の電波に干渉されにくい。一方で、壁などの障害物には弱い
- 「11n」は速度が遅くて他の電波に干渉されやすい。一方で、壁などの障害物には強い
使っていない端末の接続を解除する
Wi-Fiに多くの端末を同時に接続すると混雑して通信速度が遅くなってしまうことがあります
使っていないスマホやパソコン、ゲーム機などのWi-Fiを使う機器の接続を解除してみましょう
Wi-Fiルーターの中継器を使う
Wi-Fiルーターの置き場所が違う階層や部屋で離れている場合は、Wi-Fiルーターの中継機を使うと通信環境が改善することもあります
Wi-Fiルーターの近くでスマホやパソコンなどの端末を使ってみて、速度の大きな違いがあれば中継機を導入してみるのもおすすめです
Wi-Fiルーターを買い替える
Wi-Fiルーターが部屋の広さに合っていなかったり、アンテナの数が少なかったりすると繋がりにくかったり速度が遅くなってしまいます。現在使っているWi-Fiルーターが古かったり、アンテナ数(ストリーム)が少ない機種の場合は買い換えると通信環境が改善することがあります
Wi-Fiルーターによっては、iPhoneなどの位置を自動で判別して電波を快適に届けるビームフォーミング機能など付加機能が備わっています
さらに、最近では広い家に対応したメッシュWi-Fiルーターなども人気です。住まいの環境によっては検討してみてください
アルミで囲む
Wi-Fiルーターをアルミで囲むようにして電波の方向を調整するとWi-Fiに繋がりやすくなり速度が上がることがあります
アルミは電波を通さずに遮断する性質があるので、Wi-Fiルーターをアルミで上手く囲むことによって電波を適切な方向へと調整ことができます
それでも駄目なら通信回線を変更しよう
Wi-Fiで様々な改善策を試してもインターネットに繋がりにくかったり速度が遅い場合は、そもそも回線自体に原因がある可能性があります
通信速度が速くなるだけではなく料金が安くなって節約になる場合もあるので、通信会社の変更を検討してみてもよいかもしれません。おすすめの通信回線会社は以下の2社です
「NURO光」は速くて安いのが特徴
NURO光はソニーの関連会社であるソネットが提供する光回線です。下り最大2Gbpsの超高速回線で、しかも月額基本料金も比較的安くて最もおすすめのサービスです。だだし1つデメリットがあって、現在の対応エリアが関東・関西・東海・九州の限られた地域でしか契約ができないことです
対象エリアに住んでいるのであれば乗り換えをおすすめしたい通信回線です
月額基本料金 | 4,743円(2019年4月 現在) |
---|---|
通信速度 | 下り最大 2Gbps |
スマホ割引 | ソフトバンクのスマホなら毎月最大1,080円割引 |
「auひかり」は安くて安心なのが特徴
auが提供する光回線の「auひかり」は、NTTのフレッツ光より基本的に早くて安いサービスです。特にマンションタイプは月額基本料が3,800円と安いので通信料金の節約になります
特にauのスマホを使用していれば、最大2年間は月額料金が2,000円の割引になるのでコスパの良さなら一押しです
月額基本料金 | 一戸建て 5,100円 マンション 3,800円(2019年4月 現在) |
---|---|
通信速度 | 下り最大 1Gbps |
スマホ割引 | auのスマホなら毎月2,000円割引(最大2年間。2年以降は934円の割引) |
まとめ
今回紹介した改善策をまとめてみました
Wi-Fiの通信が遅いときの対応策
- Wi-Fiルーターの置き場所を変える
- Wi-Fiルーター、もしくは端末を再起動させる
- Wi-Fiルーターのファームウェアを更新する
- デバイスの通信規格を変更する
- 使っていない端末の接続を解除する
- Wi-FIルーターの中継機を使う
- Wi-Fiルーターを買い換える
- アルミで囲む
- 通信会社を変更する
手間がかかるものもありますが、大半は今すぐできる簡単な対応策です。Wi-Fiの通信速度でお困りの方はぜひ一通り試してみてはいかがでしょうか