PS4やNintendo Switch、PCなどのオンラインゲームでは、同時に様々なプレイヤーと協力や対戦などのマルチプレイで楽しく遊ぶことができます
しかし、オンラインゲームは十分な通信環境が整っていなければ、遊んでいる途中に接続が切れたり遅延が発生したりとプレイに支障がでて困ってしまうことがあります。通信を安定させるために有線ケーブルで直接ゲームと回線を繋げるのは良い方法ですが、ゲーム機の置き場所や遊ぶ部屋が限定されてしまうので、出来れば無線で使えるWiFiルーターを使いたいですよね
今回はオンラインゲームを快適にプレイするための、ゲームの機種や用途に合わせたWi-Fiルーターの選び方を紹介していきます
無線のWi-Fiでオンラインゲームはプレイできる?
そもそも有線ではなく無線のWi-Fiでオンラインゲームを快適にプレイ出来るのかという話です。もちろん住宅の環境によって違いなどはありますが、通信回線やWi-Fiルーターの性能が向上したことにより、一昔前とは違い有線にも劣らない快適なプレイも可能となりました
オンラインゲームに最適なWiFiルーターの選び方
オンラインゲームにおける通信環境で大切な条件は「速度」と「安定性」です
特に多くの人数が同時に参加するMMORPGや、コンマ数秒が命取りとなるFPSや格闘ゲームでは「速度」と「安定性」は両方とも欠かすことが出来ない重要な要素です。以下では速度と安定性で注目すべき点をまとめてみました
Wi-Fiの「速度」について
WiFiの通信における速度では「通信速度」と「応答速度」の2つが大切です
Wi-Fiの通信速度について
通信速度は情報をダウンロード、アップロードする速度です。ゲームはもちろん日常でWEBサイトの表示速度などで体感できるので分かりやすいですね。当然、速いほうが良いです
WiFiルーターにおける通信速度で注目しなければならないのはアンテナの数です。アンテナの数が多ければ電波の通り道が多くなりスムーズな通信が可能となり通信速度が上がりやすくなります
Wi-Fiの応答速度(PINGの値)について
WiFiの速度では「応答速度」も大切です。ここで重要となってくるのが「PING」の値です。PINGとはサーバーからの応答速度なので数値が低いほど優良です。特に対戦ゲームではPINGの値が高いと遅延(タイムラグ)が発生して不利な状況になってしまうので重要な項目です
PING値は通信環境に左右されるので、反応が悪いと感じたときはWi-Fiの接続機器数を減らしたり電子レンジなどの通信に影響のあるものから遠ざけるなど、身の回りの環境を整えるだけでも改善されることがあります
こちらはPINGが高い状態でFortnite(フォートナイト)をプレイしている方の動画です。参考にしてみてください
ちなみに、これから紹介するゲーミングWi-Fiの中には「PINGの値を抑える機能」が付いているものがあるので、そちらを使ってみるのもおすすめです
- 通信速度と応答速度の2つの速度に注目する
- 通信速度はアンテナの数が大切
- 応答速度はPING値が低いほど良い
- PING値は通信環境やWIFiの付加機能も重要
Wi-Fiの「安定性」について
Wi-Fiの安定性では「適切な電波の範囲」が重要です。安定した通信速度を保つためには電波が充分に届いている必要があるので、ゲーム機がWi-Fiルーターの適正距離から離れすぎていないか、遮るものが無いかに気をつけましょう
Wi-Fiルーターには「推奨住宅環境」が親切に記載されていることが多いので、自宅の環境と照らし合せて選ぶことができます。そして、ほかにも安定性で重要なのが「アンテナの数」や「付加機能(ビームウォーミングなど)」です
特にアンテナの数は電波を広い範囲に安定して届けるための重要な要素となります。ちなみにアンテナには、内蔵型と外装型の2種類があります。内蔵型はスッキリした見た目で設置しやすいので人気が高く、外装型は外部アンテナで電波の方向を調整できて繋がりやすくできるというメリットがあります
- 推奨の住宅環境を確認する
- ビームウォーミングなどの付加価値を確認する
- 内蔵アンテナ型は設置しやすい
- 外部アンテナ型は電波を飛ばす方向を調整できる
おすすめのWiFiルーター4機種
ここからはゲーム機や目的ごとにおすすめのWi-FIルーターを紹介します
BUFFALO「WHR-1166DHP4」
スマホゲームを簡単に遊べればOK!
BUFFALOのWHR-1166DHP4は、iPhoneやAndroid端末のスマホゲームなら十分の性能を持つWiFiルーターです。ビームウォーミング機能がというスマホの位置を狙い打ちして電波を飛ばしてくれる機能が搭載されています
もちろんPS4やNintendo Switdhなどでオンラインゲームも可能ですが、容量の大きいものや遅延が命取りとなるFPSや格闘ゲームは少し不満を感じる可能性があるかもしれません。とりあえずオンラインでゲームを遊んだりダウンロードできれば大丈夫、という方であればこちらの機種で大丈夫です
価格 | 約 3,980円(2019年11月 現在) |
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通信速度 | 最高で866Mbps(11ac) |
推奨環境 | 戸建ては2階建て、マンションは3LDKまで |
付加機能 | ビームウォーミング対応で電波が届きやすい |
ゲームの目安 | スマホゲーム[PUPG, 荒野行動, モンストなど] |
BUFFALO「WSR-2533DHPL」
PS4やNintendo Switchでも快適に楽しみたい!
内蔵アンテナが4本あり、あらゆる場所に電波が届きやすく途切れにくくなっています。コンシューマー(PS4やNintendo Switchのような据え置きゲーム機)のゲームで普通に遊ぶのであれば、FPSや格闘ゲームなどの安定した通信速度が要求されるジャンルでもこちらの機種で特に問題ないでしょう
PCゲームをプレイすることがあったり、ランクマッチなどに真剣に取り組んでいて遅延の可能性を極力減らしたいのであれば、以下で紹介しているゲーミングWiFiルーターが適しています
後継モデルのWSR-A2533DHP2も発売されいて価格も約9,980円(2019年11月現在)と落ち着いてきました。在庫があるうちはこちらで紹介しているWSR-2533DHPLで良いと思いますが、後継モデルを選んでも良いでしょう
価格 | 約 7,480円(2019年11月 現在) |
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通信速度 | 最高で1,733Mbps(11ac) |
推奨環境 | 戸建ては3階建て、マンションは4LDKまで |
付加機能 | ビームウォーミングEX対応なので電波が更に届きやすい |
ゲームの目安 | PS4[フォートナイト, レインボーシックスシージ, モンハンW, FIFAなど] Nintendo Switch[スプラトゥーン2, フォートナイト, マインクラフトなど] |
ASUS「RT-AC86U」
PCの高クオリティゲームでも快適に遊びたい!
ASUSのRT-AC86Uは、ゲームのための高性能「ゲーミングWiFiルーター」です
PUBGのような大人数の同時接続で、なおかつ高いグラフィックやレートの大容量が要求されるようなゲームには良い回線状況は必須です。本器の基本性能の高さはもちろんping値を抑える機能など回線の良さをゲームに最大限に生かすための付加機能が充実していて、まさにゲームをするためのWiFiルーターです
価格 | 約 20,200円(2019年11月 現在) |
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通信速度 | 最高で2,167Mbps(11ac) |
推奨環境 | 戸建ては3階建て、マンションは4LDKまで 同時接続 18台まで |
付加機能 | Nitoro QAM技術で従来より25%速度UP WTFast技術でタイムラグ(ping値)とパケットロスを最小限に抑えます ネットワークゲームの通信優先度を高める機能を搭載 |
ゲームの目安 | どんなゲームでもOK |
ASUS「GT-AX11000」
Wi-Fi6に対応でメッシュWi-Fiにも対応した最強格性能のゲーミングルーター
ASUSの「GT-AX11000」は新しい規格のWi-Fi6に対応して最大転送速度が4,800Mbpsを誇る最強性能格のゲーミングWi-Fiルーターです。大容量通信を必要とするゲームも快適にプレイできる機能を揃えているので、LOLやフォートナイトのような人気ゲームでもラグや遅延を最小限に抑えプロでも安心して遊ぶことができる性能です。ゲームに特化しているだけではなく、トライバンドやメッシュWi-FiなどWi-Fiルーターに欲しい機能を満遍なく備えていて広い家などの場所や多くの端末を接続する大家族などゲーマー以外にもおすすめです
ちなみに、ゲーミングルーターらしく上部のロゴを光らせることができ、1,680万色以上の色の組み合わせと5つのプリセットパターンによって思い通りの照明効果を演出することができます
価格 | 約 57,379円(2019年11月 現在) |
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通信規格 | 11a/b/g/n/ac/ax(Wi-Fi6) |
最大転送速度 | 4,804Mbps(5GHz)、1,148Mbps(2.4GHz) |
アンテナ | 8×8(5GHz)、4×4(2.4GHz) |
本体サイズ | 24cm(幅)×24cm(高さ) |
プレイするゲームの目安 | どんなゲームでもOK |
オンラインゲームにおすすめの光回線
WiFiルーターやゲーム機、PCを最高のものを揃えたとしても、そもそもの通信回線の環境を整えなければ性能を発揮できません。現在使用している通信回線が遅くて途切れがちで少しでも不満を抱えていれば、思い切って乗り換えてみると良いでしょう
乗り換えることで、通信速度の改善はもちろん月額料金まで安くなることがあるので通信費用の節約にもなってお得になることもあります
安さと安心の「auひかり」
月額3,800円からの割安で速いお得な光回線
auが提供する光回線の「auひかり」は安くて速いおすすめの通信サービスです。NTTのフレッツ光と比較しても回線が空いていて混雑しにくいので、ストレスも無く速くインターネットが使えると好評です
月額基本料は、特にマンションタイプが3,800円と圧倒的な安さなので通信料金の節約になって家計にも優しい価格です。auのスマホを使用していれば、最大2年間は月額料金が2,000円の割引になるのキャンペーンもあるのでコスパの良さでも一押しです
今なら、こちらから申し込むと「他社乗換えで違約金を最大30,000円還元」、さらに「上乗せで最大25,000円キャッシュバック」も付いてきてお得です。現在の高い通信料金を安く抑えたい方や、スムーズで速いインターネットを使いたい方には乗り換えもおすすめです
月額基本料金 | ・マンション 3,800円(2019年11月 現在) ・一戸建て 5,100円 |
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通信速度 | 下り最大:1Gbps |
スマホ割引 | auのスマホなら毎月2,000円割引(最大2年間。2年以降は934円の割引) |
WEBサイト | 詳細はコチラ |
速度重視の「NURO光」
下り速度が最大2Gbpsの高速回線
NURO光はソニーの関連会社であるソネットが提供する光回線です。下り最大2Gbpsの超高速回線で、しかも月額基本料金も比較的安くて最もおすすめのサービスです。だだし1つデメリットがあって、現在の対応エリアが関東・関西・東海・九州の限られた地域でしか契約ができないことです
対象エリアに住んでいるのであれば乗り換えをおすすめしたい通信回線です
月額基本料金 | 4,743円(2019年11月 現在) |
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通信速度 | 下り最大:2Gbps |
スマホ割引 | ソフトバンクのスマホなら毎月最大1,080円割引 |
WEBサイト | 詳細はコチラ |
ゲームのWiFi通信環境を改善する方法
ここからは、機種別に更なる通信速度の改善方法を紹介していきます。今後、追加していく予定です
PS4は2016年9月以降の新機種がおすすめ
PS4は2016年9月に小型・軽量化した新型の「CUH-2000シリーズ」と「PS4 pro」を発売しました。これ以降のPS4の機種はWiFiの「11ac」規格対応になったので混雑していない5GHz帯が使えます。渋滞しがちの道路か空いている道路のどちらが良いのかは明らかですね
PS4の通信環境で不満を抱えている方は、思い切って「CUH-2000シリーズ」以降の新機種か「PS4 pro」に買い替えると通信速度が改善する可能性が高いです
Nintendo Switch をWiFiルーターに近づける
そもそも、Nintendo SwitchはWiFiの電波が弱めという報告が多く挙げられています
その解決方法の1つとしてNintendo Switchの本体をWiFiルーターに近づけると通信環境が改善するという単純な方法もあるので試してみて下さい。他にも、電波を妨げるような電子レンジなどの電子機器類から距離ととって離すのも効果があります
まとめ
私も距離が遠くてなかなか会えない友人達と定期的にオンラインゲームを楽しんだりします。ワイワイしながら本当に面白い時間を過ごせています。オンラインゲームを楽しんでもらうために、この記事が少しでも役立って頂けたのなら本当に幸いです!